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大胆かつ繊細に家族の歴史をつなぐ
土間を暮らしの真ん中に据えた家

【リノベーション】

㈱エア・コーポレーション

ふくしま家づくりの本2021_1年版掲載

表情多彩な空間がそこかしこに 独創的でいて心地よい絶妙設計

 跡継ぎがいない母方の家を継ぐことになったOさん。増改築を重ねた築70年近い家を、三世代で暮らせる家へ変えることに。「じいちゃん子だったので、祖父が建てた家は活かしたい」という思いを『エア・コーポレーション』に託した。本誌の2019年版に掲載された「川内の家」の独創性に強く引かれたと言う。
 同社の佐久間社長は「家族の歴史をつなぐ」をテーマに「土間のある暮らし」を提案。注目は大変身の1階。念願の薪ストーブを置く土間をあえて南側に長く通してLDKとオープンに展開。土間を吹き抜けにしたことで空間に多彩な表情を加味した。この大胆な設計は暮らしも快適に。「薪ストーブと吹き抜けで、冬は家中暖かなんです」とお母様。手元は隠すキッチンなど細やかな配慮にも喜ぶ。「個性があって心地よい。リビングは特にそう」とOさん。そこにはO家の歴史を物語る旧宅の床柱が、さりげなく施されている。

LDKはカフェバーのよう。ムク材の床、独特な風合いの窯業系壁材、間接照明の明かりが絶妙に相まって、印象的でいて心やすらぐ空間に。奥の中央には化粧直しした旧宅の床柱に一輪挿しを添えて

奥まで通した土間は「どこに薪ストーブを置くか」から発想。視線の向きでまるで違う印象になる。熱効率の良い住環境も叶える見事な設計

  • 「佐久間社長とは感性が合いました。両親の思いもくみ取ってもらい、暮らしを楽しめる家になった」とOさん

  • 2階の空間設計も独創的。旧宅では2階にあった玄関は喫煙スペースに。左は樹脂グレーチング。1階へ光を落とす役目とベランダへの踏み台

施工会社からメッセージ
  • 代表取締役
    佐久間宏一さん

  • 建築家がつくる家づくり
    設計のチカラ・建築のチカラ
     エアは1983年の建築設計事務所設立後、2000年には建設業許可を取得し住宅の設計から施工まで行っています。建築士・建築家としての家づくりは、単なるデザインハウスや今までの一般住宅を超えて<より良い建築としての家>をつくるものと考えるからです。その姿勢とともに、これからもお客様の為に何ができるのかを考え、お客様とあるべき住宅を一緒に模索したいと考えています。
施工会社

㈱エア・コーポレーション

〒963-0104 郡山市安積町南長久保2-27-1
TEL : 024-937-0041
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