お気に入り
パッシブデザインと自然素材を駆使
遊びに来た孫たちの笑い声が響く家

hygge ㈱渡辺工務店

ふくしま家づくりの本2020年版掲載

「できるだけ長持ちする家にしたい」と外壁にはタイルを使用し、屋根には防災瓦をのせた

廊下を挟んで居住スペースを分け さりげなく間取りに独立性を

 60代のAさんは奥様と80代のお母様の3人家族。独立した3人の子どもが孫を連れて遊びに来ることが多くにぎやかに暮らしている。「建て替えを考えた時、平屋でもいいかなと思ったのですが、孫たちが気軽に泊まれるように2階をつくりました」とAさんは笑顔で話す。
 玄関を入って東側は、お母様の居住スペース。仏間の床柱には銘木を厳選し、愛用の茶だんすが配置できるように設計されている。奥に続く寝室はトイレに近く、専用の洗面台がある。
 廊下を挟んで西側は、梁現しの天井が開放的なLDK。Aさんにとって長年の夢だった薪ストーブも導入した。

高断熱・高気密、かつ大きな窓から取り込む日光の力で「エアコンに頼る機会が少なくなった」とAさん。建て替えを機にオール電化にしたところ、ガスと灯油代がかからなくなったうえに電気代も減ったそうだ

はだしで歩けるフローリングと 「結露しない」つくりで冬も快適

 1階フロアにはワンピースのサクラムク材フローリングを採用。蜜蝋仕上げで足触りが良く、一年中素足で過ごすことができるそうだ。リビングは、盛夏時の室温上昇を防ぐため西側の開口部を最小限に抑えている。夜風を取り入れるために風向にも配慮した。一方、冬場に穏やかな日差しが入る南側には大きな窓を取り、日射熱も活かしている。
 壁材は、調湿性と消臭機能が高いシラス壁を採用。ダブル断熱と相まって「去年の冬は、どんなに寒い日でも室内が結露しないので驚きました」と奥様は話す。
 お孫さんたちも快適さを気に入り、今まで以上に遊びに来るようになった。隣りの敷地には、Aさんの息子さんも同社で新築することを決めているそうだ。

上がり框(かまち)から廊下にムクのサクラ材を使用。玄関を開けた瞬間にふわりと木の香りが広がる。廊下には造り付けの収納スペースを設けた

  • キッチンに設けた窓からやわらかい光が差し込む。使いやすさにこだわり、水まわりや収納のユニットを厳選してレイアウト

  • 床柱は年輪の目詰まりが細かい日光杉。造作の神棚や、目透かし天井と板の間の網代天井の組み合せにも同社の職人技が光る

施工会社からメッセージ
  • hygge代表
    渡邊一紘さん

  • 高性能と自然素材による安全安心
    幸せが積み重なる暮らしのご提案
     『hygge』では許容応力度計算による耐震等級3、UA値0.26W/㎡・K以下、C値0.2㎠ /㎡以下を基本性能として、自然素材を極力使用するお体にも環境にも優しい未来を見据えた住まいをご提案します。太陽光発電による再エネ利用やパッシブデザインを用いて自然エネルギーの活用・調節を考えた設計も行います。安全で快適、省エネ性の高い住まいでゆとりある暮らしをつくります。
施工会社

hygge ㈱渡辺工務店

〒960-0785 福島県伊達市梁川町小梁川27-1
TEL : 024-577-0409
休/毎週日曜日(打ち合わせ・電話対応等可能)
  • MAP
  • TELEPHONE
資料請求はこちら
ふくしま家づくりの本について
copyright 株式会社エス・シー・シー