新居には家具類を置かず収納や棚は、すべて造り付けにしたいと願った。3年前から『家づくりの本』を毎年購入。着工前の1年間は、SNSも駆使して情報収集して構想を練った。グレーと木目のグレージュを基調に、寝室や浴室にダークな色を使うプランは、そうした流れの中で決めた。
『村越住建』との出会いは、Sさんの先輩の紹介だった。「営業の佐久間さんの人柄と提案力、ナチュラルな自然素材も決め手になりました」。4層からなる多層階の家は、全館空調、冬季は輻射熱による自然の暖かさで家中を快適にする外断熱の家だからこその間取りだという。
半地下室とスキップフロアを利用したスタディーコーナー(DEN)がある1階は、ほぼSさんが担当した。特にこだわったのが、和風ダイニングをイメージしたダイニングとキッチンだ。空間をおしゃれに演出する施主支給の照明は、3 種類の「BEAT」。高さを奥様に合わせて85㎝にしたキッチンは、手元を隠さないタイプ。収納付きベンチにすわったまま料理の受け渡しができる。階段は途中に引き出し収納を、下部にロボット掃除機用のコンセントを付けた。ユーティリティスペースにはランドリーコーナーもある。
杉木立を背景に建つS邸。屋根は銀黒瓦。外壁は、白の横節柄に一部木目のサイディングを組み合わせた。窓枠に白を配して柔らかな印象に仕上げた
その都度相談し空間を有効活
用。施主の願いを叶える
スキップフロアの上が吹き抜けになっている2階は、奥様が希望した化粧台や室内物干しがある。寝室は、ベッドの代わりに小上がりを造り、足下を間接照明が照らすデザインにした。ゲストルームにもなるロフトは、テレビ端子付き。水道とコンセントがある屋上は、青空リビングにもなる。その前にプール遊びだと今夏も父娘で満喫したそうだ。
「ちょっとしたことでもちゃんと覚えていて、要所、要所で相談してくださるんです。佐久間さんと現場監督の大野さんと出会えて本当に良かったと思っています」と奥様。
住宅性能では、今でも忘れられない話があるとSさん。「引き渡しの前、全館空調のスイッチを入れる前に味わったほんのりとした暖かさです。3月下旬だったのですが、気持ちよくて暖房をあまり使わずに過ごしてしまいました」。逆に夏は家中が爽やか。快適過ぎて毎年外に出たくなくなると笑う。
そんなSさん夫妻が、驚いているのが光熱費だ。賃貸で暮らしていた時は、電気代とガス代で月2万5、000円ほど。冬は灯油代もかかっていた。今はオール電化で、部屋数も増えたにもかかわらずそれ以下だというのだ。これからも家族水入らずで過ごす幸せな時間を、ずっとずっと続けていきたいそうだ。
ドライウォールの塗り壁にダウンライトが作る陰影も美しい2階ホール。左奥は、奥様の希望を叶えた化粧台。奥の手すり部分にロフトに続く階段がある
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キッチン、パントリー、ランドリーコーナー、浴室まで一直線の家事動線は、共働き夫婦の強い味方。ファミリークローゼットの向かい側に折りたたみのアイロン台を付けた
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半地下室は、ご主人の趣味のスペース。周りの視線や音が入らない静かな空間は、映画を見たり、友人とお酒を酌み交わしたりするのにぴったり
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ドライウォールの塗り壁にグレーを、床は杉のムク材を使った子ども部屋。姉妹で容易に洋服の貸し借りができるようにと収納スペースを共有にした
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宿題で分からないことがあってもスタディーコーナーとキッチンが近いのですぐに聞けそう。キッチンの背面の壁に使った六角形のタイルは奥様のお気に入り
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床にヒノキのムク材を使った玄関ホール。コート掛け、シューズクロークのほか、右手の壁面にはスティッククリーナー用のコンセント付き収納も設けた
施工会社からメッセージ
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郡山本社 兼 福島支店 営業部 次長
佐久間 賢さん
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自然素材でつくる「博士の家」
外断熱+全館空調で快適と安心を
本物の木と塗り壁をふんだんに使用する「博士の家」は、有害な化学物質を含みません。また、建物全体を魔法瓶のように包み込む外断熱工法は、少ない光熱費で家中の温度を一定に保ちます。全館空調がもたらす快適な空気環境は、アトピー性皮膚炎や花粉、結露、カビ、ダニ、ホコリ、寒暖差などによるアレルギー、シックハウス症候群、ヒートショックの心配もなく、家族の健康を守ります。
施工会社
村越住建㈱
〒963-8862 郡山市菜根5-21-8
TEL : 024-934-4434
休/日曜祝日、第2・第4土曜日 営/8:30~17:30
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