㈱山川
ふくしま家づくりの本2021年版掲載
埋もれ木や古材を活かした 暮らすほどに磨かれていく家
リビングからキッチンまで計25帖にもなる大空間。正面に天然肌のモミジの柱、天井の一部に杉、床は洗面脱衣室までサクラを続けるなどムク材をふんだんに使用。小上がりの腰板などにはケヤキの埋もれ木を用いた
薪ストーブを置いた吹き抜けの玄関ホールは天窓付き。上がり框(かまち)は塗装でとろりと仕上げたケヤキの埋もれ木。天井はケヤキの一枚板。腰板も床もケヤキ
藤色の壁紙が美しい和室。床の間の「落とし掛け」(上部の横架材)にエンジュ、床板の一部と広縁には貴重な黒柿を惜しみなく使い、床柱には存在感のある桑の古材を
広々としたキッチン。小上がりをイス代わりにカウンターで軽食を取ることもできる。カウンターと笠木、壁面収納の上部にも埋もれ木を配した
引き戸の先で待つ紫檀(したん)色の壁が印象的なトイレ。床と腰壁はケヤキの埋もれ木。手洗いと収納を兼ねた飾り棚には、季節の小物を飾って
洗面脱衣室の床にはサクラ、天井と壁には香り成分が消臭や防虫に効果を発揮すると言われるヒノキを使った。北側に配した窓からやさしい自然光が入ってくる
落ち着ける空間をテーマにした寝室。床と腰壁はケヤキ。壁とカーテンには、ダークな色を配した
洗濯物を干している間も子どもと遊べるよう、一部をキッズスペースにした2階ホール。天井に光るクロス、壁紙にターコイズブルーを使いエリアを分けた
木が好きで、新居には集めた木を余すところなく活かしたいと願ったGさんと、その思いを理解し、叶えてくれた山田社長とは、今も懇意にしているそうだ
代表取締役
山田誠晴さん
㈱山川
〒960-8116 福島市春日町1‐ 16